「10年後、生き残る理系の条件」を読んで

「10年後、生き残る理系の条件」を読みました。

10年後、生き残る理系の条件

10年後、生き残る理系の条件

筆者の経験を基に、様々な観点で生き残りに関する手段について書かれています。

筆者と同様に、大企業の中で事業部の浮き沈みを肌で感じている身として共感できる部分は多く、生き残りの戦略以外の部分でも頷ける箇所が多いです。

一部、エンジニアとしての生き残りの戦略だけでなく、企業としての生き残り戦略のようなものも記載されている点に違和感を感じつつも、T字型人間を目指すことや、SNSや論文発表などで積極的に外部に発信を行うことの必要性、さらにバフェットの言葉を引用し、インプットの重要性にも言及しています。私の頭の中にありつつも実践できていないことを生き残りの戦略として提示しており、自分の理解と大きな相違がないということを認識しつつも、実践できていないことに危機感を覚えます。

また、MBAなどの文系力や英語力についても言及しており、筆者と同様に*1超一流のエンジニアになれないエンジニアとしては、大いに参考にすべき戦略だと思っています。

実際に身近な会社の同期が転職活動をしており、私自身も現在の仕事に完全に満足しているわけではないことから、今回の書籍や、以下の伊藤淳一さんの記事などを読み、うんうんの頷きつつも、あまり戦略が立てられていない自分がいます。

このブログでの発信も含めて、もう少し戦略を立てて、来るべき時を迎え撃とうと思います。

blog.jnito.com

*1:レベルは大きく異なり、私の方がかなり低いが