「駆け出しマネジャーの成長論」を読んで

「駆け出しマネジャーの成長論」を読みました。

プレイヤーからマネジャーに移行する際に伴う、5つの環境変化と7つの挑戦課題について、それらを経験したであろう実際のマネジャーたちのコメントを引用した形で、対策及び克服する手段を細かく説明しています。

また、そもそもマネジャーとは何なのか、マネジャーになるということはどういうことなのかを第1章で説明しているので、そもそもマネジャーとしてどうあるべきかというところを理解した上で、本の本質である上記の課題への克服手段を読み進めることができる点は、読者としてはとても読みやすかったと感じています。

マネジャーとは何かについて、で語られている、『他者を通じて物事を成し遂げること』という言葉について、個人的には非常に明快で、まさに駆け出しマネジャーである自分のモヤモヤしていた部分を、クリアにしてもらえた気がします。

7つの挑戦課題とそれらに対する克服手段に関する記述は、とてもボリュームがあり、一読で自分の中に落とし込み、現場に転用するのは難しいので、実際に遭遇した問題から教科書的に参考していくのが個人的には良いかなと思っております。

自分の上司を見て、見よう見まねだけで完璧なマネジャーになれる幸せな環境にいるプレイヤーは稀な世の中、このような形でマネジャーになる上でプロセスを理解と予習できるのはとても助かりますね。
タイトル通り、多くの駆け出しマネジャーに読んでいただきたい内容でした。