JSTQB Advanced Level テストマネージャ試験を受けてきました
昨年のJSTQB FL受験に続き、Advanced Level テストマネージャ試験を8月25日に受験してきました。
受験動機
JSTQB FLのときと同様に、テストエンジニアとしての技術力の証明書というモチベーションがひとつと、後は最近、本業内でもテストのプロセスをデザインしたりとテスマネージャ的業務が増えてきており、その中でたびたびJSTQBおよびISTQBのテストマネージャのシラバスを参照する機会が多くありました。
その流れで、せっかくだから資格も取ってしまおうかな、と思ったのが2個目のモチベーションです。
試験日までのスケジュールと勉強方法
- 5月中旬:受験を申し込んでから、シラバス読み込みによる勉強開始。
- 7月中旬:2ヶ月ほどかけてシラバスを1周読み終える。理解できていない部分もあるので2周目突入。
- 8月上旬:2周目完走。まだまだ理解できていない部分があるので、重要そうな1章のテストプロセスと2章のテストマネジメントを、理解した上で自分の言葉に変えてEvernoteにまとめる。
- 試験2週前:TM試験に関するブログの記事やYouTube動画などを漁り、本番のイメージを掴む。
試験当日
昨年遅刻しそうになった教訓を生かして、30分くらい前に着くようにしました。JSTQB ALはFLと違い、午前中に試験が行われます。
参加者の層はFLのとき同様、男性9割、女性1割といった具合。受験者は300名くらいだったかなあと思います。思っていたより結構若い人(20〜30代)が多かったように見えました。
試験の内容は多くの人がブログでも記載している通り、プロジェクトの情報が提示されて、テストマネージャとしてどのように対応するか、や、どのような見積もりとなるかを問われる形式の事例系の問題が多かったです。JSTQB FLのような知識を問われる問題は3割程度だったでしょうか。
試験の感触
率直な感触は、たぶん受かったと思う。です。蓋を開けてみないとわからないですが。。
2問ほどまったくわからない問題がありましたが、それ以外はそれなりの手応えで回答できたと思います。
知識系の問題はシラバスを読み込んでおけば解けると思います。
ただ、プロジェクト事例系の問題は、どれだけ現場での肌感覚があるか&現場でJSTQBおよびISTQBに則した形でテストマネージできているかによって、難易度がグッと変わると思います。
試験の感想
勉強にならなかったJSTQB FLと違い、JSTQB ALは結構勉強になったと思っています。特にテストプロセスの知識なんかはガッツリと本職でも利用させてもらっています。
ということで、単純に資格を取るという目的以外に、テストエンジニア(テストマネージャ)としての技術力向上にも大きく寄与できると思います。
試験の対策としても、まずは自分のテストマネージャ業務をJSTQBのシラバスを参照しながら改善していき、ある程度の習熟度になったタイミングで資格取得に向けて、専用の勉強をするのが個人的にはベストかと思っています。
試験結果は3ヶ月以内に発表されるようなので、結果の報告は少々お待ちを。