SFでTech meetupに参加してきた
先日のLanguage ExchangeのMeetupに続き、今度はTech系のMeetupに参加してきました。
内容
参加したのはBuilding a Test Infrastructure using Dockerというもの。SeleniumのスポンサーでもあるSauceLabsがホストしているようです。
発表してくれたのはCollective Healthという Health planをconsultするweb serviceを提供している?(間違っていたらすみません・・)企業の方。
内容はDockerをバックエンドに、pepper(お父さん犬のところのpepperとは別)という独自のシステムを作って、テスト環境を簡単に共有できるようにしましたよ。というものでした。SeleniumのMeetupでしたが、Seleniumの話は出てきませんでした。。
Pepperはテストの実行環境をDockerのimageと合わせてprofileと言う形で、dockerによって提供されるそれぞれのサービスのもろもろの状態のsnapshotを保存し、開発者やテスター間と共有できるようにすることで、テストの実行環境のポータビリティを上げ、テスターが見つけたをバグを開発者にいち早く再現可能にし、早期に問題を解決することができるというもの。
技術的な部分を含め詳細はYouTubeにて公開されている動画をご覧ください。
感想(技術観点)
品質を早期にフィードバックすることは、品質を上げるために重要なアプローチだと思うので、非常に良いアイディアだと思います。
また、テスターが問題を見つけたけど開発者の環境では再現しないというのは、私の職場でも散見される良くない事例だと思うので、環境の共有というアプローチも品質を上げるという観点でも、非常に有効だと思います。
残念ながらPepperは今のところCollective Healthの内部サービスなので、我々はPepperを利用することはできませんが、アイディアとしては社内に持ち込めるのかなと思いました。
感想(初Meetup参加観点)
初のSFでのTech系のMeetupの参加ということで、日本の勉強会と比較してのコメントとしては、
- 質問が多い!
- 食べ物が多い!
- オープンソースに対しての姿勢の違い。
質問の多さは、こういう勉強会に限らず社内の会議でも感じることですが、わからないことは徹底的に明確にする。的な精神がひしひしと感じます。また、必ずといってウィットに富んだ質問が必ず出るのも、こちららしい文化だと思います。
食べ物の多さは、まあどうでもいい事と言えばそうですが、日本だとあっという間になくなってしまう程度の量しか出ないことが多い(私がそういう会にしか参加していない?)のに対し、こちらはかなりの量が出ます。飲み物も食べ物も。味は、、so so?
最後にオープンソースに関してですが、Meetup内のQAセッションである人が、「オープンソースじゃないの?がっかり。」みたいなコメントがあって、それに対して開発者も「今は社内で評価中で、じきにオープンソース化する予定」的な反応をしていて、やっぱりこっちは多くの人に使われてなんぼ的な考え方なんだなあと思いました。
もちろん日本でもそういう考え方はあるけど、まだどちらかというと外部公開はせずにそれを使ってお金を稼ぐ傾向が強いかなあと思っています。それが自身の製品に関わるクリティカルなものであるケースを除いて、オープンソース化して色んな人に使われて揉まれて、改善されたものを自身の製品開発に活かすほうがメリットが大きいと私は思っているので、個人的には見習いたい姿勢です。
プレゼンが始まる前の30分程度のネットワーキングタイムもそつなくこなし、終始楽しく参加できたMeetupでした。
最後に写真をぺたり。