英語上達完全マップを1年間やってみた結果TOEICのスコアが900点になった話

タイトルの通りですが、2018年末からこのブログでも学習記録と共に報告していましたが、英語上達完全マップという森沢 洋介さんが提唱する英語の勉強法に則って勉強を進めた結果、TOEICのスコアが900点になりました。

今回はそのときのことを少し振り返ってみたいと思います。

そもそも英語上達完全マップとは

そもそも英語上達完全マップとは何なのか。考案者である森沢さんの説明を引用しますと、以下の通り。

効率的に英語を身につけるためのトレーニングを詳しく紹介します。英語力を解剖するの章で述べたように、英語を自在に使いこなすためには、着火するだけで爆発する状態になっている基底能力を伸ばすことが必要です。ここで紹介するトレーニング法は主にこの基底能力を限りなく伸ばすことを目的としています。

http://mutuno.o.oo7.jp/05_training/05_training.html

英語上達完全マップを始める前の私

英語上達完全マップを始める時点での私の公式のTOEICの持ち点は780点(IPテストを会社で受けたことがあるが、点をちゃんと覚えていない)で、仕事の中で比較的英語を使う方ですが、読み書きはそこそこできるものの(今思い返すとそこそこもできていないが)、会話になると表現に乏しく、いわゆるBroken Englishでなんとか無理やりやり過ごしているような状態でした。

学生時代にあまりちゃんと英語の勉強をしてこなかったこともあり、ちゃんとしたカリキュラムで英語の勉強してこなかったので、なにかちゃんとしたコースに沿って英語を再学習してみたいな、と思い、英語上達完全マップに取り組んでみました。

英語上達完全マップに沿ってやったこと

やったことは基本的には森沢さんのホームページの内容の通りなのですが、あそこで紹介されている本が結構廃盤になっていたりしたので、他で実践された方のブログなどを参考にしながら、独自の布陣で勉強を始めました。

使った本たち

発音

どちらも新規に購入した本ではなく、どちらも購入済みだった本を再利用しました。フォニックスも少し読みましたが、英語耳だけで良かったように思っています。

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

  • 作者:松澤喜好
  • 発売日: 2010/08/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

音読パッケージ

音読パッケージは使えるテキストが少ないので、とりあえず「みるみる」を何周かしたあとに、レベルの合いそうな文を読み上げてくれる教材を探した結果、速読英単語になりました。リスニング教材を含めると結構値段がはるのが少しマイナスポイント。いまから始めるなら、「みるみる」のあとにVOAのアプリなんかをやるのが良いように思います。

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)

  • 作者:森沢 洋介
  • 発売日: 2009/11/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

瞬間英作文

瞬間英作文は最初は森沢さんの教材でない「会話できる英文法大特訓」を用いましたが、文法の網羅率などを加味すると最初から森沢さんの「どんどん」や「スラスラ」で良かったと思います。

会話できる英文法大特訓 CD付

会話できる英文法大特訓 CD付

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

  • 作者:森沢 洋介
  • 発売日: 2006/10/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

  • 作者:森沢洋介
  • 発売日: 2007/06/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

英文法

なんだかんだ3つの教材を使いましたが、TOEIC900達成のためならNext Stageだけで十分かと思います。ForestはNext Stageでちゃんと文法が理解できないときの参考書としては役に立つと思います。「頻出英文法・誤報問題1000」はTOEIC900を達成するにあたっては、ややオーバースペックでやらなくても良かったかと思います。

精読

精読は「英語リーディング教本」と「英文解釈教室」を用いました。正直やらなくても良かったかなと思っておりますが、強いて言うなら「英語リーディング教本」を読んでおくと、文法周りで覚えたことがややスッキリしてくるように思います。

基本からわかる英語リーディング教本

基本からわかる英語リーディング教本

英文解釈教室〈新装版〉

英文解釈教室〈新装版〉

  • 作者:伊藤 和夫
  • 発売日: 2017/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

多読

こちらはラダーシリーズのみです。以下はそのうちのいくつか抜粋です。早く読むための訓練には必要なトレーニングだったかと思います。

美女と野獣 Beauty and the Beast (ラダーシリーズ Level 1)

美女と野獣 Beauty and the Beast (ラダーシリーズ Level 1)

ボキャビル

いちおうDUO 3.0を少しだけやりましたが、本当に少ししかやっていないので、TOEIC900達成には不要だったかと思います。多読や音読の教材で最低限必要な英単語は学習できると思います。

DUO 3.0

DUO 3.0

  • 作者:鈴木 陽一
  • 発売日: 2000/03/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

月ごとの学習履歴

次に月ごとの勉強の記録を見ていくとこんな感じ。

各カテゴリ毎の月毎の勉強時間

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実に441時間をほぼ1年間で英語の勉強に費やしたようです。転職や結婚などで結構忙しかった2019年のなかで、結構よくやったなぁという印象です。こちらのブログの方は10ヶ月で1483時間とかなので、比べるとかわいいものですが。。

とは言え、なかでも音読と瞬間英作文と英文法で全体の91%。それらが英語の基礎となるので、納得の数字です。

各カテゴリ毎の月毎の教材の遷移

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英語上達完全マップを1年間やった後の自分

タイトルにもある通り、英語上達完全マップを1年間継続することで、TOEIC900点を達成しました。また、実際の英語を使う機会の中でも、自分の英語力の向上を度々感じることができました。これは間違いなく、英語上達完全マップを使って、継続的に英語の勉強に励んできた成果だと思います。

しかし、TOEIC900点を達成してわかったことは、TOEIC900はハッキリ言って英語のレベルとしてはまだまだと言うことです。まさにようやく英語を学習する上での土台ができたな、という感じ。会話の際に英語を流暢に話せるかというとまったく話せないし、英字新聞をスラスラと読めるかというとそんなこともないのが現実です。

なので、もう1年英語の勉強に集中して、とりあえず自分の仕事の範囲で支障のない程度の英語力まで向上できたらと思っております。

ちなみにですが、単純にTOEIC900点を達成したいだけなら、英語上達完全マップはやや非効率な面があると思うので、TOEIC900点達成だけが目的の方は、TOEIC対策を中心とした英語の勉強のが効率は良いかと思います。

最後に

現在も英語を学習する身の自分ですが、英語学習の道のりの長さに疲弊することも多く、すでに英語を流暢に話す多くの英語話者の方々を尊敬する毎日です。ただ、英語は自分の仕事において、またおそらく生活においても必ず必要なものだと思っています。

DeepL翻訳などの登場で、個人の英語学習の必要性に更に疑問が出てくるようになっていると思いますが、そのような誘惑にも負けず、引き続き英語学習がんばっていこうと思います!!